子どもの思考力を鍛えるアプローチ
    子どもの思考力を無理なく高める方法として、
  物の名前を三つの段階に分けて教えるやり方があります。
  例えば、「りんご」「みかん」「なし」を見せて、
  第一段階では「りんご」を取り上げ、「これはりんごです」と示します。
  次の第二段階では、この三つを並べて「どれがりんごですか?」と聞き、
  子ども自身に選ばせます。
  そして、第三段階では、りんごを取り上げて、「これは何ですか?」と
  たずねます。
   
このように「これ」「どれ」「何」の3種の異なるアプローチの
  質問で答えさせ、繰り返すことで思考力が養われます。
  19世紀の教育者エドウァルト・セギン博士に因んで「セギンの三段階」
  と呼ばれる学習アプローチです。
   また、
子どもは、よく「これ、なーに?」という質問をしますが、
  こんなとき、単に「花よ」とか、「自動車」と答えるだけでなく、
  花なら「キク」「コスモス」とか、自動車なら「バス」「トラック」
  とかいうように、そのものに固有の名前で区別させるようにすると、
  子どもは思考力と弁別能力がついてきます。
  逆に、親のほうから子どもに対して、「これ、何?」と聞くように
  するのも、能力をさらに高めるのに役立つといえます。
   日ごろのちょっとした会話が子どもの思考力に大きく関わってくるのです。