<2013年3月2日>
12月~通塾の中学2年生、もうすぐ、3年生を迎えようとするのに、
学習の進み具合が、パッとしません。
伝達ごとも、忘れがちで、「忘れました。」が多く、このままでは、お預かりに不安を覚えました
ので、お母様に面談をお願いしました。
お母様は、快く来てくださいました。
  
通塾、3ヶ月ともなると、自学学習も身に付かれ、学習意欲も育つ頃ですが、
何となく様子がはかばかしくありません。
2学期・期末テスト・数学が0点だったので見えて、その数学は、38点と上がってはありますが、
このままの学習の伸び、学習の様子では、後が心配と何か気にかかりました。
  
お母様にお話致しました。
  
今、「連立方程式」の計算を復習して頂いていますが、やり方を覚えられるのに、時間がかかって
あります。 ようやく、やり方の理解は、定着した様ですが、あわてられるのか、ミスが多いです。
「あわてないで、いいから、文字をよく見てね。」と、伝えていますが、何故かあわてられます。
かと言って、急がれていい時には、ゆっくりです。
x=6 と出たので、その6を x に入れたらよいのに、y に入れてみられたり、仕方は理解されて
いるのに、間違われます。
「1問解けて良かったね。その調子でいいからね。」と、して頂くと、-を付け忘れたり、
簡単な足し算を間違われたり・・・、理屈が分かってあっても、ミスが多いと、なかなか、
になりませんし、他の単元、他の教科にも、進めません。
  
昨日のことですが、「昨日、お家でどの位勉強した?」と、尋ねましたら、
「英語を2時間、数学を2時間しました。」
「ほー、よく頑張ったね! 数学は何したの?」
「学校の教科書やワークで、連立方程式をしました。」
「していて、分からない所なかった?」
「別にありません。」
「そう! そしたら、今日は、連立方程式の続きをドンドン進めるね!」
「はい!」の結果、
「家庭での学習2時間が何だったのか?」というほど、何の頑張りも残っていませんでした。
「勉強したそのノート持って来た? どんな勉強したのか見せてごらん。」
「持って来ていません。」
「普通、『先生、こんなに勉強しました。ここが、分かりませんでした。』と、言うのじゃない?」の
様な会話をしました。
「うちの子どこか悪いのでしょうか?」
「いいえ。そうとも言えない。何か・・? どうしたら、その注意力のなさを直せるのか?と、
考えています。 何かあると思うのですが、そこが分からないでいます。
ご家庭でのご様子は、いかがでしょうか?」と話が進む中、
・・・・・・・・・・・・・・・・・
お母様が、ゲームは、もう、させない方が良いでしょうか?」と、おっしゃいました。
「えっ! ゲーム? もう、ゲームをする時間はないでしょう。 それに、ゲーム脳になると、
自分で思考できにくい脳になると聞いていますよ。」
「主人は、『そろそろ、ゲームを取り上げろ!』というのですが・・・。」
「私も、ご主人のお考えに賛成しますね。」
「先生、友達の仲を裂いてもいいのでしょうか?」
「友達の仲は、裂かない方がよいでしょうね。」
「お友達も皆、ゲームをしているんです。お友達は、他の塾に行っていますが、塾でない時間は
皆で、ゲームしています。 『ゲームしたらいけない。』と言ったら、仲間はずれになりそうで・・・。」
「『もう、ゲームする時間はないよ。』と、おっしゃって、その時間を、皆で、勉強する時間に
変えられたらどうでしょう。 まずは、集まり場所をご自分のお家にされて・・・」
話し終えると、2時間が過ぎていました。
ゲーム脳とは、聞いていましたが、物忘れのしやすい、注意力のなさ、あわてないでよい所であわてる
、自分の頭で考える思考力の乏しさ、それら全てが理解できる様な気がしました。
  
勉強も、練習時間が多ければ上達します。
塾で勉強して家庭で復習して⇒初めて、勉強は身に付きます。
「『塾で、2時間勉強して来たからいいと。』と言って、帰ったらすぐ、ゲームしています。
他のお友達もそうだから、良いのかな?と思っていました。」とは、お母様の弁。
「一昨日、ここしたよ。 覚えてないの? でも、一昨日、1度、しているから、今日は、進むで
しょう。がんばるよ!」と言いながら、進めていた勉強の進まない原因が、ゲームにあったとは・・。
  
さあ!がんばって行きましょう!!   
<2013年3月12日>
ゲームから離れられて、10日。
連立方程式の計算が、間違い少なく進む様になられました。
その効果は、2日後の塾日から少し感じられました。
その次の塾日には、「効果あり。」と、思いました。
そして、昨日、なかなか進まれなかった「連立方程式Ⅰ」の最終レベルを80点で終わられました。
見間違い、見落とし、が減り、また、順序立てて考えることができる様になられたのだと思います。
ゲームの脳へ与える弊害と、離れることにより回復する効果をこれ程早く見させて頂いて、
勉強になりました。